中島 安どの初安打 7打席5三振“絶不調”、志願の8打席目

[ 2013年2月28日 06:00 ]

<ダイヤモンドバックス・アスレチックス>6回、オープン戦初安打となる右前打を放つアスレチックス・中島

オープン戦 アスレチックス4―9ダイヤモンドバックス

(2月26日 スコッツデール)
 アスレチックスの中島がオープン戦8打席目で初安打をマークした。

 6回1死。2球で追い込まれたが、バットを指2本分短く握り直して、4球目の外角速球を右前へ運んだ。「よかった。やっとストライクをちゃんと打った気がする」と笑った。当初は2打席の予定だったがいずれも三振に倒れ、ボブ・メルビン監督に志願して迎えた第3打席だった。ここまでは7打席で5三振。ボール球に手を出す場面も多かった。チリ・デービス打撃コーチは「ポイントを捕手寄りに引きつけ、ボールを長く見ようと工夫していた」と評価した。

 遊撃の守備でも貢献した。2回1死二塁、右飛を処理した右翼手から三塁への送球を「走者が戻ってきている感じがした」と自らの判断でカット。飛び出した二塁走者にタッチして併殺を完成させ、敵地の観客から拍手を浴びていた。

 ▽中島とWBC 09年に出場しチームトップの打率.364をマーク。2番としてイチローと主軸のつなぎ役に徹した。

続きを表示

2013年2月28日のニュース