浩二ジャパン初白星!山本監督、苦戦も「勝ったこと大きい」

[ 2013年2月23日 22:27 ]

8回、相川の逆転3ランに、万歳して喜ぶ山本監督(右端)と日本ナインら
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WBC壮行試合 日本3―2オーストラリア

(2月23日 京セラD)
 ベテラン相川の一振りに救われて逆転勝ち。苦しみながらも日本代表監督としての初白星を手にした侍ジャパン・山本監督の顔には安どの色が浮かんでいた。

 「まず勝ったということ。チームとして打ちたい、勝ちたいという気持ちがあったので、勝ったということは大きいね」

 先発の田中が初回に2失点。4回から杉内、能見、牧田とつなぎ、無失点に抑え、相川の3ランで逆転勝ちしたものの、打線の不振は深刻だ。

 象徴的なシーンが2点を追う7回2死満塁で5番・内川が投ゴロに倒れた場面。前回大会も経験し、セ、パ両リーグで首位打者を獲得した日本を代表する好打者のふがいないバッティングが不振に苦しむ侍打線の現状を表していた。オーストラリア代表の7投手から8四球を選んだとは言え、放った安打はわずか4本だけ。1番から6番までの上位打線は無安打。鳥谷、阿部、糸井、稲葉と左打者も無安打だ。

 「打線に硬さがあるね。広島戦(17日)でも負けているので気負いがあるのかな。これで楽になってくれればと思うけど」と山本監督。9回を牧田が3三振に締めるなど、投手陣にはある程度メドがついただけに、あとは打線。指揮官はこの勝利を機に打線が上向くことを期待していた。

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2013年2月23日のニュース