代表落選で傷つく選手…高木監督「考えることじゃないの」

[ 2013年2月22日 06:00 ]

代表選考方法について提言した中日・高木監督

 3選手が侍ジャパン候補から落選した中日の高木守道監督(71)が21日、日本代表候補の選出方法にもの申した。合宿まで参加させておきながら、そこでふるいにかけるやり方では選手に精神的ダメージが残ることを指摘。あらかじめ28人の代表を選び、故障者が出た場合に補充する方がいいと提言した。

 「(選出方法に問題があるという)そういう声はよく聞く。一つ、考えることじゃないの」

 山井、浅尾、大島の落選にも、球界最年長の指揮官は激怒することもなく冷静に話した。ただ、3人ともに合宿に向けてハイペース調整し、浅尾は右肩、大島は左肘に違和感を発症。山井もオフからずっとWBC球で投球してきただけに、再調整が必要となる。それ以上に、大会直前に落選となったショックは、簡単にはぬぐいされない。

 そもそも2月6日に、記者との雑談で「向こう(合宿)に行って落とされたら面白くないやろ。最初から28人にしてケガ人が出たら補充すればいい」と話していた。落選した5人中3人が自軍の選手となり、一言言わずにはいられなかった。

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2013年2月22日のニュース