日本高野連の審議委員会 青森山田に厳重注意

[ 2013年2月20日 18:56 ]

 日本高野連は20日、大阪市内で臨時の審議委員会を開き、2011年12月に野球部寮内で2年生部員が1年生部員に暴行を加え、翌日1年生部員が死亡する事件があった青森山田を厳重注意とし、これに伴う指導を行うことを決めた。寮の管理体制の強化や部の指導体制など改善計画書の提出を求め、暴力を一切排除する野球部を確立するよう求める。

 日本高野連は暴力行為と死亡の因果関係について明確な見解が示された時点で対応を決定するとしてきたが、同校からの直近の報告書(1月15日付)でも明確にならず、今後もめどが立たないため、部内の暴力行為として扱った。

 厳重注意としたことについて、西岡宏堂審議委員長は「部員間暴力について、今までの例に照らし合わせての決定。何も関係ない生徒たちの活動は止められない」と説明。今後、因果関係が明確になれば、あらためて対応を考えるとしている。

 また、加害生徒の学年が3月1日付で同校を卒業するため、指導機会を確保することも今回の決定の理由となった。

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2013年2月20日のニュース