沢村 緊急先発テストの背景に侍ジャパンの苦しい投手事情

[ 2013年2月19日 06:34 ]

ブルペンで投げ込む沢村

 3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する侍ジャパン代表候補の巨人・沢村拓一投手(24)が18日、先発候補に急浮上した。

 18日の西武との強化試合が雨天中止となり、20日の紅白戦に切り替わった。中継ぎで登板予定だった沢村は紅組の先発で2イニングを投げることになった。「本大会でも先発の可能性は十分ある。いろんな状況を考えないといけない」と山本監督。侍ジャパンの苦しい投手事情が沢村の緊急先発テストにつながった。

 先発候補だった摂津と牧田は、右肩に不安を残す守護神候補の浅尾次第で救援に回る。1次ラウンドでは3月2日の初戦・ブラジル戦が田中と杉内、同3日の第2戦・中国戦が前田健と内海が、それぞれ第1、第2先発を務める予定。しかし、前田健も右肩に不安を抱える。17日の広島戦で2回を無安打無失点に抑えた能見とともに、沢村が首脳陣から先発として大きな期待を寄せられた。

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2013年2月19日のニュース