中日・クラークの薬から違法成分 所持容疑で書類送検へ

[ 2013年2月12日 19:34 ]

 中日の新外国人選手、マット・クラーク内野手(26)が持病の治療で常用していた薬に違法な成分が含まれている可能性があるとして沖縄県警に申し出た問題で、提出していた薬から覚せい剤の成分が検出されたことが12日、県警と中日球団への取材で分かった。

 県警によると、分析の結果、覚せい剤の一種アンフェタミンが検出された。県警は自ら名乗り出るなど悪質性は低いとみられることから逮捕はせず、覚せい剤取締法違反(所持など)の疑いで書類送検する方針。

 県警は分析結果を受け12日、キャンプで沖縄県に滞在するクラーク選手から事情聴取した。「治療薬として小さいころから使用していた」と話したという。昨季まで所属した米マイナーリーグでは服用の許可を得てプレーしていた。

 日本野球機構の下田邦夫事務局長は「治療薬であることは、はっきりしている。ちゃんと米国での診療履歴も出ているし、悪いことをしたわけではない」と話し、処分を科さない意向を示した。

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2013年2月12日のニュース