バレ 13年初打席アーチ!オランダ主砲「侍」に脅威

[ 2013年2月12日 06:00 ]

紅白戦の初回1死一、二塁、左中間に3ランを放つヤクルトのバレンティン

ヤクルト紅白戦 紅組5―3白組

(2月11日 浦添)
 今季初実戦となった紅白戦の第1打席。ヤクルトの主砲バレンティンが初回1死一、二塁から「狙っていた」という村中の4球目、低めの138キロ直球をドライバーショットのような豪快なダウンスイングで叩いた。打球は小雨を切り裂き左中間へ、約120メートルの3ランとなった。

 前日にお笑いタレントの山崎弘也から伝授されたパフォーマンスこそ封印したが「結果が出てホッとしている」と笑顔を浮かべた。

 今キャンプでは第1クールから精力的に打ち込んでいる。通常の打撃練習の後、室内練習場に場所を移して連日の特打。オフに3年総額750万ドル(約6億9750万円)の大型契約を結んだ慢心はない。オランダ代表として出場するWBCがカンフル剤だ。「いつもより早めに調整している。国を代表して行くわけだから当然だ」

 21日には1次ラウンドが行われる台湾入り。楽天のジョーンズらと合流し、3月2日の初戦・韓国戦に備える。「東京ドーム(2次ラウンド)に行ったら日本にも勝たせてもらう」。3年連続本塁打王を狙うバレンティンのバットは、侍ジャパンにとっても脅威となる。

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2013年2月12日のニュース