糸井 “WBC前哨戦”完敗 イタリア代表マエストリに音なし 

[ 2013年2月12日 06:00 ]

フリー打撃でオリックス・糸井はマエストリ(手前)にバットを折られる

 侍ジャパン候補のオリックス・糸井が、フリー打撃でWBCイタリア代表候補のマエストリと対戦し、完敗した。25球の中で、糸井は安打性の当たりが1本もなし。外野に飛んだ打球も1本だけで、内角の直球にバットを折られる場面もあり、珍しく苦戦した。

 ただ、本人には「丸一日練習できるのは13日が最後ですが、しっかり調整していい形で(14日集合の代表の)合宿に臨みたい」と気にする様子はなかった。周囲には「体はもう仕上がっている」と話すなど自信ありげ。5日に強い張りを訴えた左太ももをアイシングしながら引き揚げたが、「足は大丈夫」と不安視する声をさえぎった。

 一方のマエストリは笑顔だ。本調子ではない中でも「去年の秋のキャンプから、左打者のインコースの制球力を課題にやってきた。きょうはいいところにいった」とまずまずの内容。WBCでは第1ラウンドで米国、メキシコ、カナダと格上との対戦が続くが「評価を覆して、サプライズを起こしたい」と思いを語った。侍のレギュラー候補を封じた勢いを母国にもたらす。

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2013年2月12日のニュース