今村、代表へ仕上がり上々 与田投手コーチも高評価

[ 2013年2月4日 18:44 ]

広島キャンプを視察し、今村(16)、前田健と話すWBC日本代表の与田投手コーチ(左)

 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表の与田投手コーチが見つめる中、広島の今村がフリー打撃に登板して仕上がりの良さを見せた。今キャンプで初めて打者に投げ、成長株の堂林、菊池から凡打の山を築いた最年少代表候補は「打者の反応がどうかと思ったが、悪くない」と納得の表情だ。

 スライダー、フォークボールなどを交えて約40球。その中でも威力十分だったのが自慢の直球だ。時期的に投手の方が調整は早いとはいえ、詰まらせてファウルやゴロに打ち取る場面が目立った。与田コーチは「力のある球を投げていた。変化球もいいし、問題ない」とうなった。

 WBCに臨む最終メンバーに入るにはアピールし続けるしかない。今村は「やるんだったら、ちゃんとやらないと。自分の力を見せられたらいい」と静かに闘志を燃やした。

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2013年2月4日のニュース