大リーグ薬物騒動余波…カブレラ WBC辞退

[ 2013年2月4日 06:00 ]

 米国の薬物騒動余波で、WBCで優勝候補の一角に挙げられるドミニカ共和国代表が大きな戦力ダウンを強いられることになった。予備登録選手に含まれていたブルージェイズのメルキー・カブレラ外野手(28)が2日(日本時間3日)、代表入りを辞退したと、地元紙が報じた。

 カブレラはジャイアンツに所属していた昨季は首位打者争いをしていたが、8月に禁止薬物のテストステロンに陽性反応を示し、50試合の出場停止処分を受けた。処分は既に明けているが、先月29日にマイアミ・ニュータイムズ紙が報じた禁止薬物に関するスキャンダルでヤンキースのロドリゲスらとともに名前を挙げられた。事態は収拾のメドが立っていないため、辞退を決めたとみられる。

 また、同じく名前が挙がった4年連続20本塁打以上のレンジャーズのクルーズも辞退の可能性がある。2人がいなくなれば、同国にとっては大きな痛手となる。

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2013年2月4日のニュース