広島・ソコロビッチ 投球フォームは摂津似 阪神007も警戒

[ 2013年2月4日 06:00 ]

巨大な恵方巻きを食べる広島・ソコロビッチ

 広島の新外国人選手、ミゲル・ソコロビッチ投手(26)が3日、ブルペン投球を初披露した。セットポジションから31球。直球に加え、チェンジアップ、スライダー、ツーシームと持ち球全てを試した。「ストライクを投げるという課題を持って投げた。いい形で投げられたと思う」。右腕はさわやかな笑顔で感想を口にした。

 ソコロビッチの最大の特徴は投球フォームだ。ゆったりと始動すると小さなテークバック、コンパクトな腕の振りで頭の後ろを通して上から投げ下ろす。独特の投球動作は昨年の沢村賞右腕、ソフトバンク・摂津を思わせる。「打者は“頭の後ろにボールが隠れて見にくい”と言ってくれるが、わざとではなく、小さい頃からそういう投げ方をしてきたからね」

 先発か中継ぎか、起用法は決まっていないが視察した阪神・御子柴スコアラーは「テークバックが小さいから打者には打ちにくいでしょう」と話した。投球を受けた松本ブルペン捕手は「140キロは出ていた。野手投げで案外、キレイな球筋だけど、タイミングは取りづらい」と評価。そこに150キロ超と言われる剛球が加われば…期待は計り知れない。

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2013年2月4日のニュース