馬原 手術で右肩痛み消えた 開幕から「問題ない」

[ 2013年1月19日 06:00 ]

真新しいオリックスのユニホームを着てポーズをとる馬原

 フリーエージェント(FA)権を行使してソフトバンクに移籍した寺原の人的補償でオリックス入りした馬原孝浩投手(31)が、ほっともっとフィールド神戸で入団会見を行った。「正直ビックリ」という移籍だが、馬原の顔には笑みがあった。

 自信の根拠は昨年2月に受けた右肩手術の成功。「ここ3年は痛みを我慢して投げていたが、違和感がなくなった。投球フォームの動作解析でも前より投げ方が良くなっている。理想に近づいている」と明かした。

 すでに昨年10月からブルペン入りして、捕手を立たせて投球練習を開始。キャンプまでには捕手を座らせる予定で、開幕も「問題ない」と強調した。さらに、痛みのせいで若干、横から出ていた腕の軌道が縦に戻った。3年前から導入する動作解析でも実証され「決め球のフォークが、縦にしっかり落ちてくれるはず。変わったな、と打者が感じてくれれば」とニヤリ。持ち味であるMAX157キロの直球と、140キロ台の高速フォークがよみがえれば簡単に打たれることはない。

 12日の獲得発表後、すぐに森脇監督から電話があり、「大事なところを任せるぞ」と、勝利の方程式入りを伝えられた。順番は未定だが、8、9回は平野佳とのリレーは確実だ。古巣との対戦については「そういう思いはユニホームを着てから」と多くは語らなかったが、「言葉よりも背中で見せたい」とニュー馬原は自信をみなぎらせていた。

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2013年1月19日のニュース