菅野 将来は母校の指導者に プロアマ雪解けを歓迎

[ 2013年1月19日 06:00 ]

遠くに見えるスカイツリーを背に、自転車で引き揚げる菅野

 巨人のドラフト1位・菅野智之投手(23=東海大)が、プロアマの雪解けを歓迎した。前日に日本高野連が、プロ側に学生野球資格回復のための大幅な条件緩和案を提案。プロ野球経験者が高校の監督などの指導者になりやすくなったことについて「将来的には野球に携わって、少しでも日本の野球に貢献したい。東海大は強い東海大であり続けてほしい。もちろん(東海大)相模もです」と母校での指導に強い思いを口にした。

 昨年は1年間の浪人生活を経験。10月25日のドラフト会議直前には「野球観、人生観は少しずつ変わってきた。役に立ちたいと思い、後輩に気付いたことを伝えるようにしてきて、将来は指導者になってみたい思いが強くなった」と語ったこともある。東海大相模、東海大と菅野の母校の監督を歴任した祖父の原貢氏(77=東海大顧問)の存在も大きい。理想の監督像は「それはまだ出来上がっていない。現役が終わってもそれは思い浮かんでいないと思う」と話したが、少しずつ理想像をつくり上げていくつもりだ。

 新人合同自主トレ第3クール初日のテーマには「探求心」を掲げた。「理想の監督に近づくためにも探求心が必要だと思う」と将来のことも考えながら、日々成長していく。

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2013年1月19日のニュース