山井 うぬぼれる!「世界の青木」からの金言実践へ

[ 2013年1月15日 06:00 ]

トレーニング中の青木功プロ(左)に世界で戦う上での心構えを聞く中日・山井

 世界を目前に控える「侍」にとってはこれ以上ない激励だった。WBC日本代表候補の中日・山井大介投手(34)が14日、鳥取市内のトレーニング研究施設「ワールドウィング」で自主トレを公開。同施設で練習するプロゴルファーの青木功(70)から世界で戦う上での金言を送られた。

 やはり「世界の青木」の言葉は重い。国際舞台で戦う秘けつは「うぬぼれ」だった。

 「“自分が一番うまい”と思うことだよ。山井君は中継ぎだろ? 一番、損な役回りで行くんだからなおさらのこと、自信を持って、自分のやりたいようにやること」

 経験に即したアドバイスだ。青木自身、国際舞台に出始めた頃はオーガスタなど、海外独特の雰囲気にのまれたと言う。しかし「うぬぼれ」を意識してからは「自分のゴルフができるようになった」と振り返る。現在は自らの持つ最年長優勝記録を塗り替えるべく、施設で計5時間のトレーニング。「自分が一番うまい」と自負するからこそ、練習の手は抜かない。

 今年初めてブルペンで約30球の投球練習を行った山井は「投げられたことが良かった」と笑顔。青木とはあいさつ程度で終わったが「オーラが出ている。話を聞ければ、勉強になることばかりだと思う」とした。侍が世界を知る男から、活躍の秘けつを吸収する。

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2013年1月15日のニュース