外木場氏「信じられない」 思い出は広島初優勝

[ 2013年1月11日 19:38 ]

現役時代の外木場義郎氏のピッチング

外木場義郎氏 野球殿堂入り

 外木場氏はエキスパート表彰で当選ラインちょうどの29票を集めた。現役引退から30年以上を経てからの殿堂入りに「自分では信じられない。まず、ないだろうと思っていた」と喜んだ。

 弱小球団だったころの広島に入団。「いずれは日本一の投手になる」と心に決め、毎年のように黒星が先行する中でチームを支え続けた。その努力は「一番の宝物」と振り返る1975年の初優勝で報われた。広島一筋の現役時代を振り返り「ファンやOB、みんなの協力があってやってこられた。カープに入って良かったとつくづく思う」と感慨をにじませた。

 現在は広島で中学生を指導しているという。「子どもたちにいい報告ができる。プロ、アマを問わず、野球の発展のために頑張りたい」と頬を緩めた。

続きを表示

2013年1月11日のニュース