賢介、ジャイアンツ入団決定　球団幹部「ベンチ入り候補」

ジャイアンツ入りが決まった田中賢介

　日本ハムから大リーグ移籍を目指し、海外フリーエージェント（ＦＡ）権を行使した田中賢介内野手（３１）が、昨季ワールドシリーズ覇者のジャイアンツとマイナー契約を結んだ。９日（日本時間１０日）、ジ軍の野球運営部門担当のボビー・エバンス副社長が「内野のユーティリティー選手として、ベンチ入りの候補の一人」と獲得を認め、招待選手としてメジャーのキャンプに参加する。

　田中とジ軍は前日までに条件面で大筋合意。９日に契約が完了した。近日中に他のキャンプ招待選手とともに正式発表される。沖縄・宮古島で自主トレ中の田中は、正式発表前のためコメントしなかったが、大リーグ挑戦表明の際には「（１メートル７６、７８キロと小柄な）こういう選手でも世界で通用するんだということを皆さんに感じてもらえれば」と話していた。年俸は昨季の２億７０００万円から３分の１以下になる見込み。　

　▼日本ハム栗山監督の話　この間、札幌で賢介と会って５時間ぐらい話をしたんだよ。決まってよかったよね、本当に。（チームが）使い続けてくれるなら、賢介は絶対に、必ず数字を残す。結果を出せるはず。頑張ってほしいよね。