中畑監督言われちゃった…瀬古氏「ベイより先に優勝します」

[ 2013年1月10日 17:24 ]

DeNA新ロゴ&新事業に関する発表会に登場した(左から)守安功社長、陸上部総監督の瀬古利彦氏、横浜DeNAベイスターズ・中畑清監督

 プロ野球・横浜DeNAベイスターズを保有するソーシャルゲーム大手のディー・エヌ・エー(DeNA)は10日、都内で「新ロゴ・新事業に関する発表会」を行い、陸上チームを創設し、3月末で廃部となるエスビー食品陸上部のスタッフ6人、選手6人の全12人が移籍することを正式発表した。

 移籍発表のお祝いに駆け付けたベイスターズの中畑清監督は(59)は「(旧知の間柄の)瀬古が同僚になるということで、応援に行きたい。応援団長は俺しかいない。野球そっちのけで行っちゃう」と陸上部総監督に就任した瀬古利彦氏(56)に全面協力を約束した。

 瀬古氏とは以前からプライベートで親交がある中畑監督。「瀬古とは若い時から付き合っていて、酒に強いです。根性も陸上に対する情熱も他に類をみないぐらいのやつです。必ずDeNAで花開く木を作ってくれると思っている」と期待を込めた。

 野球と陸上のコラボも考えているといい、「体を作るということでは、走るということはスポーツの原点。走り方そのものでも基本があると思うので、自主トレとかでうまく共有できたら。瀬古といろいろ話しながらコラボしていきたい。いい交流ができたら最高ですね」と話した。同席した三浦大輔投手(39)も「いろんなことを学びたい。野球に取り入れられるものがあれば、吸収していきたい」と意欲を見せた。

 瀬古氏から「ベイスターズより先に優勝します」との宣言も飛び出すと、「可能性は高い!優勝という言葉を使わないようにしてた。言っちゃダメ。できるわけないんだから」と返し、笑いを誘った中畑監督。今シーズンについては「野球はいい補強をしてくれて、かなり戦えるシーズンになると安心はしている。勝負の年だけだと思っているので、勝ちたいだけ。去年は負けることの辛さも味わった。とにかく勝ちにこだわりたい。勝ちたいという気持ちを前面に出しながら、1年間戦っていきたい」と力を込めた。三浦も「1年間、しっかり働きたい。最下位を早く脱出して、上に昇っていきたい」と目標を掲げた。

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