栗山監督 珍監督賞プラン「“涙王子”を決めよう!」

[ 2013年1月3日 06:00 ]

昨季、涙を浮かべるシーンが何度もあった日本ハム・栗山監督

 今年もたくさん泣かせてね――。日本ハムの栗山英樹監督(51)が、今季自身を最も泣かせた選手に、監督賞を贈る珍プランを披露した。

 「人に感動させられると心が浄化させられる。だから“涙王子”を決めよう!」

 栗山監督といえば、就任1年目の昨季何度もベンチで涙を流す姿を目撃された。今でも「俺は泣いていない」と強がる指揮官だが「実は100試合くらい泣いた」と明かしたこともある。4番に起用した中田が、4月5日のオリックス戦(札幌ドーム)で開幕25打席目にしてシーズン初安打を初本塁打で飾ったときはベンチで号泣。9月27日のロッテ戦(札幌ドーム)で、最多ホールドのタイトルを確定させた試合後のヒーローインタビューで、増井が指揮官への感謝を口にしたときも涙があふれた。

 それだけではない。監督室で何度も目頭を熱くし、トークショーではシーズンを振り返りながら言葉に詰まったこともあった。「悔し涙は練習すればいい。感動の涙が推進力になる」が信条。今季も泣く気満々だ。監督賞の具体的な中身は未定だが、ポケットマネーが飛び出す可能性も十分にある。

 既に昨年末には武田勝や糸井が「来年は監督を泣かせたいと思います」と珍宣言。斎藤、吉川、中田、稲葉ら有力候補たちも「初代涙王子」の座を虎視眈々(たんたん)と狙っている。その戦いがし烈になればなるほど、リーグ連覇はグッと近づくはずだ。

 【監督賞アラカルト】

 ☆最速記録更新で 05年7月、横浜・クルーンが161キロで日本球界最速表示を更新したことを受け、牛島監督が監督賞をプレゼント。

 ☆看板直撃で 楽天・星野監督が10年オフ、本拠地・Kスタ宮城の右翼看板に当てた選手に監督賞を出すと宣言。推定飛距離160メートルが必要で、いまだ達成者なし。

 ☆爆笑ネタで DeNAの昨春キャンプの朝の声出しで、藤江が赤い女性用下着を出し「70番、絶好調と書いてます。監督のですね」と一発ギャグ。中畑監督を爆笑させてゲット。

 ☆栗山監督は 監督賞1号は昨春キャンプでソフトボール出身の新人・大嶋に。最初の紅白戦の初スイングでバックスクリーンへ特大本塁打を放ったことに対して。

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2013年1月3日のニュース