【13年ドラフト】大瀬良&白村 大学生上位候補は最速150キロ超

[ 2013年1月2日 14:50 ]

九州共立大の大瀬良大地投手

 大学生で評価が高いのは大瀬良大地投手(九州共立大)と、白村明弘投手(慶大)だ。ともに150キロを超える直球を誇りながら、大瀬良はズドンと来る豪速球、白村はピュッと切れる快速球が特徴だ。

 長崎日大のエースとして出場した高3夏の甲子園では、菊地雄星(西武)擁する花巻東に惜敗したものの、147キロをマークし、プロからも注目を浴びた大瀬良。大学進学後も1年時から主戦投手として活躍し、最速152キロの直球と140キロを超えるカットボールを武器に2年時には大学日本代表入りも果たしている。

 白村も慶応高を率いて甲子園のマウンドを踏み、濃緑の片鱗も全国の舞台で披露していたが、慶大進学後は思うような数字が残せず。3年の秋になって初めて規定投球回数に到達し、4勝を挙げた。直球に加え、縦に落ちるスライダーも空振りを取れる決め球だ。

 大谷翔平(日本ハム)の二刀流挑戦が話題となる中、大学野球では非常に珍しい投手兼4番を務めるのが岡大海(明大)だ。投げては150キロ超、打っては長打力あふれるバッティング、走っても50メートル走5秒台と身体能力あふれる好素材で、現状では打者としての評価が高い。

 毎年即戦力級の選手を数多く送り出している東都大学リーグからも逸材がずらり。投手ではバランスの取れた実戦派の右腕・杉浦稔大(國學院大)、角度のある直球が武器の九里亜蓮(亜大)、150キロオーバーのうなる直球で押しまくる斎藤英輔(青学大)。野手も高3時のドラフトでは巨人の育成3位指名を拒否し、東2部ながら17本塁打を放っている陽川尚将内野手(東農大)、体型も長打力も先輩を追う「男・村田2世」村田穏行内野手(日大)、勝負強さが光る中村篤人外野手(亜大)ら、多士済々という言葉がぴったりだ。

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2013年1月2日のニュース