雄星先輩 大谷にアドバイス「好き放題やった方がいい」

[ 2012年12月30日 06:00 ]

約400人を前に講演する菊池

 西武の菊池が東日本大震災で被災した岩手県宮古市内で自身初の講演会とトークショーを行った。日本ハムに入団する花巻東の後輩・大谷に向け、経験に基づくアドバイスを送った。

 「好き放題やった方がいい。我慢しないで痛い時は痛いと言った方がいい。遊びたい時は遊べばいい」。10年の新人時代に左肩の痛みを隠して投げ続け、悪化させた。注目する周囲の目からストレスも発散できなかった。大谷とは24日に母校で対面。160キロを投げる方法を聞いて苦笑いされたそうでプロでの対戦には「投げ合いたくない。緊張する」と先輩らしからぬ姿を見せた。

 宮古市田老地区はがれきが今も残り、仮設住宅が並ぶ。昨年7月に亡くなった花巻東時代の同僚だった佐藤涼平さん(享年20)が眠る地でもあり、菊池自ら同市での開催を志願。来年は大谷と一緒に訪れることを口にし「2桁勝って絶対に戻って来たい」と誓った。

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2012年12月30日のニュース