松葉 オリの“偉大な先輩”長谷川氏超える!

[ 2012年12月30日 06:00 ]

壮行会に出席し、後輩たちのサインに応じる松葉(左)

 オリックスのドラフト1位松葉貴大(22=大体大)の壮行会が29日、姫路市内のホテルで行われ、松葉はルーキーイヤーの目標に偉大な先輩を挙げた。東洋大姫路出身で、関西圏の大学(立命大)を経て、オリックスに1位指名。共通項だらけの先輩は長谷川滋利氏(44)だ。

 長谷川氏は1年目の91年に12勝して新人王。入団会見で「2桁勝利が目標」と語った後輩は「12勝を超えたい気持ちもある。満足せずに高い意識を持ってやりたいので」と上方修正した。オリックス新人の2桁勝利は99年の川越英隆が最後。ハードルはかなり高いが、12勝を目指す縁もある。

 父の恭功さん(43)と長谷川氏は東洋大姫路の同級生。86年夏には一塁手として甲子園に出場し、ベスト8入りした。松葉は幼いころからビデオで長谷川氏の投球を見ており、あこがれの存在だ。「長い間プレーされた方なので、練習方法や心の持ち方をぜひ聞いてみたい」。1月9日の入寮までは母校のグラウンドなど地元で自主トレをする左腕は「休んでいる時間はない。お世話になった方に一日でも早く勝利の報告をしたい」と気持ちを新たにしていた。

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2012年12月30日のニュース