ラッキーゾーン 初登場は終戦直後 現存は1カ所のみ

[ 2012年12月14日 07:22 ]

かつて甲子園球場に設置されていたラッキーゾーン

 楽天が本拠地・Kスタ宮城にラッキーゾーンを新設することが13日、明らかになった。

 ラッキーゾーンは、外野スタンドよりも数メートル前にフェンスを設置し、フェンスとフィールドの間に設けられたゾーン。ゾーン内に打球が到達すれば本塁打となった。

 終戦直後の47年5月に甲子園球場で初めて設置され、91年まで存続。ラッキーゾーンが撤去され両翼が96メートルと広くなったことで、92年の本塁打数は前年のシーズン105本(60試合)から71本(61試合)に激減した。

 その他、かつては神宮球場(67年に撤去)、西京極球場(87年に撤去)、西宮球場(91年に撤去)などにも設置されていた。ラッキーゾーンが現存する唯一の球場は鳥取県の倉吉市民球場で、高校野球などで使用されている。

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2012年12月14日のニュース