楽天が大型補強に動く理由…背水の星野監督 CS進出が最低目標

[ 2012年12月12日 08:00 ]

楽天が獲得を狙う斎藤

 楽天がダイヤモンドバックスからFAとなった斎藤隆投手(42)の獲得に向け、本格調査を開始したことが11日、明らかになった。宮城県仙台市出身で、東日本大震災の復興支援活動を続けるベテラン右腕。チームに必要な戦力と判断すれば正式にオファーを出す見込みだ。

 楽天がメジャー通算434本塁打のジョーンズに続き、今度は地元出身のスター獲得に向けて動きだした。今季は67勝67敗10分けの勝率5割でシーズンを終了。投手陣は田中を大黒柱に、釜田、美馬、辛島、菊池ら若手が台頭し、守護神に定着した青山は球団新記録の22セーブをマークした。まさに背水の陣となる3年目の来季、CS進出を最低目標に掲げる星野監督は「ピッチャーはいくらいてもいい。絶対に夏場以降に足りなくなるもの」と補強の必要性を訴えている。日米通算677試合の登板経験がある斎藤が加入すれば、ブルペン陣の底上げだけでなく、若手の手本にもなる。

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