長嶋氏「感謝」 星野氏「ケンカみたいになった」 川島氏を悼む

[ 2012年12月12日 06:00 ]

 元プロ野球コミッショナーで、プロ・アマ球界の関係改善などに尽力した川島広守氏が9日、死去。長嶋茂雄終身名誉監督ら球界関係者が追悼のコメントを寄せた。

 ▼巨人長嶋茂雄終身名誉監督の話 私が巨人の監督だった時期にセ・リーグ会長として、またプロ野球コミッショナーとして、球界発展のために尽力された方の訃報に接し、さみしさと感謝の念がこみ上げています。本来、アマチュアの舞台である五輪ですが、シドニーではプロ・アマ混成チームが、私が監督を務めたアテネではオールプロチームが編成されました。それはプロとアマチュアの垣根を取り払うべく努力されてきた川島さんの存在なしには実現しなかったことでしょう。ご冥福を心よりお祈り申し上げます。

 ▼DeNA高田繁GMの話 本当に野球が好きな方で、辞められた後もラジオなどに出ていましたね。私の父と同じ福島県出身なので、そういう話をしたのも覚えています。

 ▼楽天星野監督 キャンプに来られた時などによく野球界のことを話し合った。意見をぶつけあって、同調したり、ケンカみたいになったりしたこともあった。会津の人だったから気骨のある人だった。 
 
 ▼日本野球機構下田邦夫事務局長の話 凄い読書家でキャンプのときに(各チームの)監督にいろんな本をプレゼントしていた。福島というより会津出身ということを意識していた。

 ▼大柿和則セ・リーグ統括の話 (セの会長時代に)職員、審判らを(米大リーグの)ワールドシリーズに行かせ、勉強させてくれた。審判のレベルを上げることを考えていた。

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2012年12月12日のニュース