吉見、現状維持→2000万円増 巨人戦4勝評価で上積み

[ 2012年12月12日 06:00 ]

笑顔で会見する吉見

 宿敵相手の勝利には付加価値がある。中日・吉見一起投手(28)が契約更改交渉を行い「巨人戦査定」で2000万増を勝ち取り、2億9000万円でサインした。

 今季、5年連続2桁勝利の13勝も左脚大腿二頭筋挫傷、右肘骨棘(こっきょく)骨折で2度、出場選手登録を抹消。当初の球団提示額は「現状維持」だったが、交渉の中で巨人戦7試合に登板し、4勝1敗、防御率1・32と抜群の数字を残したことを再評価された。「自分の中では投げなくてはいけないと思っている」と“当然”とするだけにうれしい誤算だった。

 右肘故障のままシーズンを終えながら、侍ジャパン候補選手に選出された。「出たいし前倒しで調整する。でも万が一、間に合わないときは皆さんに迷惑をかけるので、早く判断する」と複雑な思いも口にした。

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2012年12月12日のニュース