JX―ENEOS大城ら10選手選出 社会人野球表彰

[ 2012年12月12日 06:00 ]

 2012年度社会人野球表彰(主催・日本野球連盟、共催・スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社、協賛・シチズン時計)のベストナイン部門が別表の通り発表された。投手部門では今夏の都市対抗で橋戸賞、秋の日本選手権でも最高殊勲選手賞を獲得してチームの2大大会制覇に貢献したJX―ENEOSの大城基志投手(25)ら10選手が選出された。個人記録表彰とともに、12日に都内で表彰式が行われる。

 ◆選考理由

 <投手>大城と、都市対抗で久慈賞、年間最多勝(8勝)の吉田一(JR東日本)の一騎打ちとなったが、チームを優勝に導いた大城を評価する声が上回った。

 <捕手>都市対抗と日本選手権でチームを優勝に導いた山岡(JX―ENEOS)と、都市対抗で首位打者賞を獲得して2大大会で準優勝に導いた石川(JR東日本)の争い。石川は打撃面で高評価も、優勝への貢献度で山岡が選出された。

 <一塁手>最多打点賞を獲得した梶原(パナソニック)と、都市対抗で打撃賞を受賞した大沢(JFE東日本)に絞られた。2大大会を含め、年間を通して安定した活躍を見せた梶原が選出された。

 <二塁手>都市対抗で打率・400をマークした梶岡(NTT東日本)、都市対抗で優秀選手賞を受賞した生多(JFE東日本)の評価も高かったが、2大大会での安定した打撃だけでなく、犠打や堅実な守備を見せた田村(JR九州)が両者を抑えた。

 <三塁手>アジア選手権(台湾)で主将としてチームを優勝に導いた多幡(Honda)、年間12打点を挙げた森(パナソニック)も評価されたが、主将として2大大会制覇に導いた宮沢(JX―ENEOS)が、日本選手権8打点の活躍を評価されて受賞した。

 <遊撃手>都市対抗で若獅子賞を受賞した田中(JR東日本)、都市対抗で打率・429をマークした川戸(Honda)、日本選手権で優秀選手賞を受賞した山本(日本生命)の争いとなったが、攻守の貢献度が高かった田中が評価された。

 <外野手>2大大会で優秀選手賞の井領(JX―ENEOS)、日本選手権で打撃賞の松本(JR東日本)は文句なしの選出。残り1枠を都市対抗で打率・444の松島(伯和ビクトリーズ)と都市対抗で打率・412の尾張(JFE東日本)で争ったが、2本塁打など長打力が光った松島が上回った。

 <指名打者>日本選手権で首位打者賞を受賞した池辺(JX―ENEOS)と2大大会で優秀選手賞を受賞した畑中(JR東日本)との争いとなったが、チームを優勝に導く勝負強い打撃を見せた池辺が選出された。

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2012年12月12日のニュース