元コミッショナー 川島広守氏が死去…プロアマ関係改善に尽力

[ 2012年12月11日 11:17 ]

 プロ野球のコミッショナーを務めた川島広守(かわしま・ひろもり)氏が9日午後4時、急性心不全のため東京都八王子市内の病院で死去した。90歳。福島県出身。葬儀・告別式は家族のみの密葬で近日中に行う。喪主は妻留里子(るりこ)さん。お別れの会を2013年1月21日午前11時半から東京都港区虎ノ門2の10の4、ホテルオークラ東京で開く。

 中大法学部を経て、旧内務省に入省。警察庁警備局長、同警務局長などを歴任し、1973年に田中角栄内閣の内閣官房副長官になった。84年にセ・リーグ会長、98年にはリーグ会長経験者として初となる第10代コミッショナーに就任した。

 現役プロ選手による高校球児への指導解禁に尽力するなどプロ、アマチュアの関係改善に取り組んだ。日米球界の関係強化にも努め、2000年には日本での米大リーグ開幕戦開催に貢献した。04年1月に任期を残して退任し、06年に特別表彰で野球殿堂入りした。

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