ロッテ藤岡らが高校球児を指導 「教える責任感じた」

[ 2012年12月8日 16:35 ]

高校球児に投球フォームの指導をするロッテの藤岡貴裕投手(左)

 プロ野球選手による高校球児を対象としたシンポジウム「夢の向こうに」が8日、鳥取県の米子産業体育館で行われた。共にユニホームを着用してプロ選手が高校球児を技術指導するのは、1月に続いて今回が2度目。ロッテの藤岡貴裕投手、阪神の伊藤隼太外野手らプロ選手10人の身ぶり手ぶりの指導に、球児も真剣な表情だった。

 約4時間の指導は、ポジション別に分かれた約230人の球児がティー打撃や投球練習を行い、プロ選手がアドバイスを送った。藤岡投手は「教える側の楽しさも分かったし、責任も感じた」と充実の口調。リリースポイントを教えてもらった米子北高の遠藤航生投手は「チームメートに伝えて、甲子園を目指したい」と笑顔で話した。

 2003年に始まった「夢の向こうに」は、昨年までプロ選手がステージ上で制服姿の球児に指導していた。全国を巡り終え、ことし1月に宮崎県でテストケースとして初めてグラウンドでの指導が実現。今回は寒冷地での屋内指導のテストと位置付けられた。来年以降の形式は今後決める。

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