山井 4400万円増も“時間切れ”保留

[ 2012年12月8日 06:00 ]

交渉時間切れで保留し、急ぎ足で引き揚げる中日・山井

 まさかの時間切れ保留だ。中日の山井大介投手(34)が7日、名古屋市内の球団事務所で4400万円増の年俸8000万円(金額は推定)の提示を保留。前の選手の交渉が長引き、次の予定があった右腕と話し合う時間が足りなくなるという異例の理由で、再交渉することになった。

 「納得がいかなかったというより、もう少し話したかった。金額のこともあるけど、トレーニングとかファンサービスとかいろいろです」

 午前10時30分から7選手の契約更改。小林正、中田賢ら話が長引く選手が多く「7人リレー」の大トリだった山井は予定より40分遅れの午後4時40分スタートとなった。ただ、午後6時からは地元ラジオ局のパーティーに出席が決まっており、時計を気にしながらの交渉。金額的な開きは大きくなかったが、折り合いがつかぬままタイムオーバーとなった。

 今季は先発、中継ぎ、抑えのすべてをこなす大車輪の働き。佐藤球団代表は「そんなにあるケースじゃない」と異例の活躍を高評価しながら「きょうは時間切れ」と苦笑い。次回は時間に余裕を持って?すっきりサインといきたい。

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2012年12月8日のニュース