「未掲載原稿を不正入手、漏えい」読売が清武氏提訴

[ 2012年12月1日 06:00 ]

 読売新聞東京本社は30日、巨人の前球団代表の清武英利氏(62)が、同社運動部作成の未掲載の原稿データを不正に入手し、知人に渡していたとして、原稿の使用差し止めや1100万円の損害賠償を求め、東京地裁に提訴した。

 同社によると、清武氏は10年12月に、長嶋茂雄終身名誉監督に関する原稿(約6万2000字)などを不正に入手し、海外の知人にメールで転送したことが判明したという。読売新聞グループ本社広報部は「大量の原稿を外部に漏えいした行為は許されない」としている。清武氏側の弁護士は「虚偽の事実に基づく訴訟を乱発して名誉を毀損(きそん)し、清武氏の経済的、精神的疲弊を狙うものだ」と話した。

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2012年12月1日のニュース