コミッショナーの選任方法明確化は先送り オーナー会議

[ 2012年12月1日 06:00 ]

オーナー会議後、会見する中日・白井オーナー(左)と加藤コミッショナー

 12球団のオーナー会議が30日、都内で行われ、コミッショナーの選任方法の明確化について話し合われたが、結論は出なかった。日本野球機構(NPB)が事前に各球団から回収したアンケートを基に意見を交換した。

 ヤクルトなど2球団から「現コミッショナーが後任者を推薦する」という具体的な案も提示されたがまとまらなかった。白井文吾議長(中日オーナー)は「意見がバラバラでまとめるのは難しい。次を決める時に話し合えばいい」と話すにとどめた。加藤良三コミッショナーの再任が今年7月のオーナー会議で承認された際、一部球団から選任方法の明確化を求める意見が出されていた。

 ◆その他の審議事項 (1)来年度のオーナー会議新議長にオリックス・宮内義彦オーナーを承認(2)侍ジャパンのマーケティング、および試合日程の報告(3)新BISの開発状況の確認(4)一般社団法人組織の社員総会として20億579万円の黒字となった11年度の決算を承認。黒字は6期ぶり。

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2012年12月1日のニュース