黒田の女房 ヤンキースからパイレーツへ流出

[ 2012年12月1日 06:00 ]

 ヤンキースが正捕手流出の事態に陥った。FAとなったラッセル・マーティン捕手(29)が11月29日(日本時間30日)、パイレーツと総額1700万ドル(約13億9400万円)の2年契約で合意した。ヤ軍は今オフ、先発の黒田、ペティットの残留交渉が最優先事項だった。2投手に加え、この日は守護神リベラの残留も決定。マーティンとの残留交渉を本格化させようとした矢先だった。

 マーティンはドジャース時代から黒田とコンビを組み、今季打率・211ながら自己最多の21本塁打をマーク。FA市場の捕手層は薄く、年俸総額を抑えたいヤ軍としてはナポリ(レンジャーズFA)の獲得には消極的とみられる。懸案だった投手の再契約にこぎつけながら、肝心の女房役に逃げられてしまった格好だ。

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2012年12月1日のニュース