能見 初の日本代表候補選出 “奪三振力”評価、阪神から2人

[ 2012年11月29日 12:40 ]

タイガース杯ゴルフに参加した能見は笑顔でラウンド

 阪神の能見篤史投手(33)が、来年3月に開催される第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表候補メンバーに選出されたことが28日、分かった。この日都内でスタッフ会議が行われ候補33人が決定したことを受け、複数の球界関係者が認めた。

 「代表入り?それについては、まだ何も聞いてないので…」

 兵庫県内で開催された球団行事のゴルフコンペに参加した左腕は多くを語ることはなかった。ただ、自身初となる代表入りは決定的な情勢。今季は2年連続となる開幕投手も務め、29試合に登板して10勝10敗で防御率2・42をマーク。172奪三振を記録して自身初タイトルとなるセ・リーグ奪三振王に輝いた。三振を奪える能力は国際大会でも魅力の一つ。また先発だけでなく、中継ぎとしての適性もある貴重な左腕が、浩二ジャパンの目に留まるのも当然と言っていい。

 「阪神から代表入りは2人? まだ連絡はないけど。そうだと思う。(開幕前の3月は)時期的なものも付いてくる。本人の意思もある。出場となれば協力しないとね」

 南信男球団社長も全面協力の姿勢を強調した。鳥谷も初の代表入りが決定的で、二塁での起用も検討されている。和田阪神から世界へ―。期待の猛虎戦士が純国産の侍ジャパンの一員となり、3連覇を目指す。

続きを表示

2012年11月29日のニュース