大谷 近日中メジャー挑戦再度表明へ 栗山監督出馬も気持ち変わらず

[ 2012年11月27日 06:00 ]

交渉を終え、挨拶する(左から)父・徹さん、大谷、母・加代子さん、日本ハム・栗山監督、山田GM、大渕スカウティングディレクター

花巻東・大谷入団交渉

 日本ハムからドラフト1位指名を受けた花巻東の160キロ右腕、大谷翔平投手(18)が26日、岩手県奥州市内のホテルで栗山英樹監督(51)らと入団交渉を行った。

 指揮官が自ら出馬したのは指名後初めてで大谷も感謝の言葉を口にした。だがメジャー挑戦の意志は固く、日本ハム側との交渉は今回でひと区切りをつけた。近日中にもメジャー挑戦を再度表明するとみられる。

 午後7時20分すぎ。大谷は制服姿で、会見場に姿を現した。栗山監督らとの交渉は約1時間。終始、こわばった表情で口を開いた。取材に応じるのは日本ハムとの交渉開始後、初めてだった。

 「栗山監督は情熱的な方で、素晴らしい話が聞けましたし、自分が考える上での判断材料をいただきました。ありがたかったです」

 栗山監督とは昨夏の甲子園以来の対面となり「緊張しました」と感想を漏らした。前回17日の交渉時には日本ハム側に質問をしなかった大谷だったが、この日は栗山監督に質問。球団側から以前に渡された資料でメジャーに挑戦した韓国人高校生の成功例がないことについて疑問点をぶつける場面もあったという。

 しかし、尊敬する野球人との交渉でも「高卒即メジャー」の思いに変化はなかったようだ。「メジャーでトップの選手として長く活躍したいという夢は変わらないです」。その言葉から、あらためて揺るぎない意志をうかがわせた。

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2012年11月27日のニュース