ソフトB 斉藤和巳コーチ現役復帰へ 6年ぶり1軍マウンド目指す

[ 2012年11月27日 06:00 ]

12年の春季キャンプで投げ込む斉藤和巳リハビリ担当コーチ

 右肩手術から現役復帰を目指すソフトバンクの斉藤和巳リハビリ担当コーチ(34)が、来年2月の宮崎春季キャンプでB組(2軍)に合流し、実戦復帰する見通しであることが26日、分かった。

 斉藤コーチは26日、ヤフードーム内の球団事務所で来季もコーチとして契約したが、順調ならば来季中に支配下登録される可能性が出てきた。

 来季の契約を終えた斉藤コーチの表情は決意に満ちていた。交渉の席で小林至海外担当兼中長期戦略担当部長から「来季は(支配下登録期限の)7月31日を目指し、頑張ってください」と伝えられた。5年間にわたって働いていない自身に期待してくれる熱意が、心の底からうれしかった。

 「(右肩は)少しは良くなってきているけれど、こんな(波のある)状態は続いている。無理したくないけど、無理をしないといけない部分もあります。(実戦復帰を)やっていかなければいけないと思う」。

 08年1月に渡米し、右肩関節唇修復手術に踏み切った。しかし回復は思わしくなく、10年2月に再びメスを入れた。11年以降は選手契約を解かれ、リハビリ担当コーチとして故障者の指導をしつつ、復帰への道を探ってきた。9月には術後初のフリー打撃登板。状態は確実に上向き、いよいよリハビリ組から「卒業」する時がきた。

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2012年11月27日のニュース