渡辺会長「まさに巧み」原監督を絶賛　巨人が日本一祝賀会

渡辺球団会長（左）と握手する原監督（代表撮影）

　日本シリーズを制した巨人の祝賀会が２０日、東京都内で開かれ、長嶋茂雄元監督や中曽根康弘元首相ら約１７００人が３年ぶりの栄冠を祝った。

　渡辺恒雄球団会長は「まさに巧み。情け無用の采配もし、時には心温まる叱咤（しった）もした」と原辰徳監督に賛辞の言葉を送った。原監督は「こんなに長いお褒めの言葉をいただいたことがありません。全員の力を結集して日本一になることができた」と満面の笑みだった。

　中日とのクライマックスシリーズ（ＣＳ）では３連敗と追い込まれながら盛り返した。指揮官は「長嶋終身名誉監督が言っていた勝負はげたを履くまで分からない、履いても分からない、との言葉通りの勝負だった。諦めずに戦った」と充実感に浸っていた。