野村、15年ぶり広島新人王 でも「悔しいシーズン」

[ 2012年11月20日 19:03 ]

プロ野球セ・リーグの新人王に輝いた広島の野村

 野村は広島投手としては1997年の沢崎俊和(現2軍投手コーチ)以来の新人王に輝いた。それでも「選ばれたのはうれしいが、悔しいシーズンだった」と冷静に振り返った。

 開幕から即戦力の評価通りの活躍を見せた。新人離れした制球力を武器に9勝を挙げ、防御率は同僚の前田健に次ぐリーグ2位の1・98をマークした。「自分の長所のコントロールは1年間、出すことができたと思う」と胸を張った。

 一方で後半戦は2勝8敗と失速した。特にクライマックスシリーズ(CS)進出争いが佳境に入った終盤に5連敗を喫し、確実視されていた2桁勝利を逃した。「チームが大事な時に勝てなかった。体力面がついてこなかった」と課題を挙げることも忘れなかった。

 この日、来季の目標として色紙に「必ずCS」と記した。「マエケン(前田健)さんの背中を追って、ことしの成績を上回ればチームもいい成績でいける」と1年目でチームの主力となった自覚をのぞかせた。

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2012年11月20日のニュース