巨人2位・大累 自慢は「飼っていた犬より足が速い」

[ 2012年11月20日 06:00 ]

仮契約を終え、笑顔でグータッチのポーズをとる巨人2位・大累(中)。左は織田スカウト、右は山下スカウト部長

 巨人からドラフト2位指名された大累進内野手(22=道都大)が19日、札幌市内のホテルで契約金7000万円、年俸1200万円で仮契約した。背番号39。手動計時では50メートル5秒7で「飼っていた犬より足が速い」と公言する韋駄天(いだてん)は漫画「巨人の星」に登場する速水譲次を理想に挙げ、自慢の足で売り込む。

 「速水っていますよね?バントして一塁までありえないスピードで。凄くイメージに残っているし、そういう選手になりたい」。速水とは巨人の星で100メートル10秒5の俊足を誇る登場人物。陸上の五輪候補ながらプロ野球に転身し、主人公・飛雄馬の同僚かつライバルとして活躍する。小学校3年で野球を始めた時から、父・満さん(55)に巨人の星のビデオを何度も見せられ、育ってきたという。「まさかあのアニメで見た世界に自分が行けるとは思ってなかった」と喜んだ。

 山下哲治スカウト部長も「足と守備は即戦力。(昨季盗塁王の)藤村と勝負しても勝つかもしれないよ」と語った。飛雄馬や花形ではなく、速水。大累は長所を把握し、何で勝負するかは承知している。

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2012年11月20日のニュース