小林宏 ロッテ復帰は厳しい状況に 紅白戦で2回5失点

[ 2012年11月19日 06:00 ]

2イニングで5失点し降板する小林宏をロッテ・伊東監督(左奥)はじっと見つめる

 阪神を戦力外となり、千葉県鴨川市で行われている古巣ロッテの秋季キャンプで、入団テストを受けている小林宏が紅白戦に登板したが、2回6安打5失点と結果を残せなかった。当初は前日までの2日間の参加予定だったが、追試として1日延長して実戦に臨んだ。

 ところが制球は乱れ、47球中23球がボール判定。3回に1点を失うと、続く4回1死一、二塁ではプロ8年間でアーチがない青松に左翼席場外へ消える3ランを浴び、さらに適時打も許した。最速は139キロで「あまりいいものは出せなかった。制球が良くなかった」と反省の言葉を並べた。

 合否の結果は一両日中にも発表される見込みだが、伊東監督は「いい球もあったが力不足。あまり(気持ちの面で)伝わるものがなかった」と辛口の評価。古巣復帰は厳しい状況だが、小林宏は不合格の場合の去就について「そこまで考えていない」と話した。

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2012年11月19日のニュース