大リーグ史上最大級トレード 12人140億円動いた

[ 2012年11月15日 06:00 ]

 大リーグに激震が走った。13日(日本時間14日)、マーリンズとブルージェイズの間で計12選手が移籍する交換トレードが合意に達した。両軍合わせて約140億円が動く歴史的なトレードに騒然となった。

 主力5選手が加入するブ軍には称賛の声が相次いだ。各ポジションでの補強に成功。12年連続2桁勝利で通算174勝の左腕バーリーと10年ナ・リーグ最優秀防御率右腕ジョンソンの加入は大きく、主砲バティスタは自身のツイッターで「ブルージェイズの一員として幸せな日」と歓迎した。

 対照的にマ軍には批判が殺到した。昨オフはマイアミへの本拠地移転に伴い、大型補強を敢行。約1億9100万ドル(約152億8000万円)を投資して次々とFA選手と契約した。しかし、今季は69勝93敗で地区最下位。シーズン後にオジー・ギーエン監督を解任し、さらに昨オフに獲得したレイエス、バーリーら主力全員を手放した。マ軍は世界一になった97年、03年オフもチームを解体した過去がある。主砲スタントンは激怒して自身のツイッターに「完全にキレた」とつづるなど、しばらく騒動は収まりそうにない。

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2012年11月15日のニュース