仙台育英3回一挙9点!猛打で初V決めた

[ 2012年11月15日 06:00 ]

<仙台育英・関西>優勝し歓喜する仙台育英ナイン

明治神宮野球大会最終日 仙台育英12-4関西

(11月14日 神宮)
 高校の部は仙台育英が関西を12―4で破り、東北地区が来春センバツの「神宮大会枠」を獲得した。
【試合結果 組み合わせ】

 打ちまくった。19安打12点の猛打で悲願の初優勝。その主役となった4番・上林は「攻める意識とどんな試合展開になっても自分たちの野球をやることを意識してきた」と胸を張った。

 0―2の3回無死満塁から上林の中前への2点適時打を皮切りに、7連続長短打を含む10安打。決勝では史上最多となる1イニング9得点を挙げた。秋季東北大会4試合で32点を奪った強打は神宮でも健在で、3試合で38安打25点を叩き出した。

 攻める意識。それは意外にもサッカーがきっかけだった。サッカー好きの上林が、10月にサッカーのブラジル代表が日本代表に4―0で快勝した親善試合をテレビ観戦。ブラジル代表が攻め続けた姿勢に刺激を受けて「みんなに毎日“こういう試合がやりたい”と言ってきました」と主将自らナインに意識を植えつけてきた結果が結実した。

 新チーム結成後、11連勝で国体に続く頂点に上り詰め、東北地区に神宮大会枠をもたらした。「大会前に練習試合をした(東北大会4強の)盛岡大付からも“優勝してくれ”と言われていたのでよかった」。新チームから無敗でセンバツも優勝となれば、84年岩倉、98年横浜、02年報徳学園に続く史上4校目の快挙となる。「ここで慢心したら駄目。これから追われる立場になるので、それを上回れるようにやりたい」と来春までにさらなる成長を誓った。

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2012年11月15日のニュース