ドジャース 球児に速攻オファーへ!複数年、総額8億円用意

[ 2012年11月9日 06:00 ]

海外FA行使の手続きを行った阪神・藤川

 ドジャースが、海外フリーエージェント(FA)権を行使してメジャー移籍を目指す阪神・藤川球児投手(32)に対し、交渉解禁となる15日にも速攻オファーを出す方針であることが、分かった。GM会議に出席中のネド・コレッティGMがスポニチ本紙の取材に「もちろんスカウトはしているし、彼がどんな投手かも知っている。彼のことはとても気に入っている」と語った。

 関係者の話では、ド軍はすでに藤川に対して複数年で総額1000万ドル(約8億円)前後のオファーを検討しているという。今年3月に元NBAのスーパースター、マジック・ジョンソン氏らの投資グループがオーナーに就任。潤沢な資金力がある。

 ド軍は、今季25セーブを挙げた抑えのジャンセンが10月下旬に不整脈の手術を受けた。FAとなったセットアッパーの右腕リーグと3年契約を結んだが、同GMは「ブルペンはとても重要だ。どのチームも強力なブルペンを抱えている。それに対抗するにはウチも補強しないと」とし、その中心に藤川がいる。受け入れ態勢についても「たくさんの日本投手がウチで成功している」と自信をのぞかせた。

 藤川はこの日、大リーグ移籍を目指し、海外FA権を行使することを正式表明。同時に「メジャーへの思いはずっと抱き続けていた。全ての可能性を考え、熟慮を重ねた末、長年の目標に挑戦したいという気持ちは強く、考えが変わることはなかった」との声明を発表した。

 現在はロサンゼルス郊外に滞在、既にドジャースタジアムの見学も済ませている藤川。レンジャーズ、ダイヤモンドバックスなど他球団も興味を示すが、ド軍が豊富な資金力を生かした速攻アタックで藤川獲得を狙う。

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2012年11月9日のニュース