沢村 悔しさ吹っ飛んだ「リーグVの時はファームにいたので」

[ 2012年11月4日 08:35 ]

同僚にビールをかける巨人・沢村

日本シリーズ第6戦 巨人4-3日本ハム

(11月3日 東京D)
 悔しさは、日本一の美酒で吹き飛んだ。巨人先発の沢村は、6回6安打3失点で勝敗はつかなかった。それでも初の日本一に「うれしいです。リーグ優勝の時はファームにいたので、格別の思い。支えてくれた全ての人に感謝したい」と話した。

 8回無失点で圧倒した第2戦同様、序盤から力で押した。初回は14球中、直球が実に12球。2回からは3イニング連続で3者凡退に抑えた。3―0の6回2死一、三塁で中田に痛恨の同点3ランを浴びたが、真っ向勝負に悔いはなかった。

 オフに1日最大8食の食事を取り、体重増で球質の「重さ」を求めた。約600ページの医学専門書も読み、体の仕組みを学んだ。9月にプロ初の2軍落ちも経験したが、CSファイナルSでは、チームが3連敗で追い込まれた第4戦で6回無失点の好投。努力はポストシーズンでの活躍につながった。

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2012年11月4日のニュース