父の叱咤VS母の情愛 指揮官の観相学で占う日本シリーズ

[ 2012年10月27日 07:58 ]

監督会議終了後、ガッチリ握手をする日本ハム・栗山監督(左)と巨人・原監督

 いよいよ開幕する日本シリーズ。顔で運勢などを鑑定する「観相学」で知られる藤木相元氏(89)が巨人・原、日本ハム・栗山両監督の2人の顔から勝負の行方を占ったところ、ズバリ「父の叱咤(しった)激励と、母の情愛の戦い」になると出た。

 巨人の原監督はハッピーな幸せ顔で、野球以外の世界でもきっと立身出世したでしょう。しかし、優しい顔ですが鋭角な心を持っています。耳が小さくとがっていることから感情的にカッとなることもありますが、それをグッと腹に収める。原監督は我慢、ということを知っています。えらの張りも我慢強さの表れ。そんな中で何より「男」を表現しているのが眉と目です。どこまでも真っすぐ突き進む「男眉」と、強烈な目力を持つ火を噴くような「男の目」。力関係で相手を萎縮させます。大きな口も、怒鳴る力を持っています。言ってみれば父親の叱咤激励。そうやって選手を奮起させているのではないでしょうか。親父、であり硬派ですね。

 日本ハムの栗山監督は何より八の字眉が素晴らしい。こんな大きな眉の人はめったにいない。過去には徳川家康、松下幸之助…。人がいい、人格者である証です。耳の大きさも人格者の表れ。少々のことでは感情的にはなりません。客観的に物事を見て、まとめることがうまい。グループとして力を引き出す、兄貴のような存在でしょう。あとは細く小さな目。これは女性の目です。情が深く、いつでも選手と一緒に泣くことができる。「母性愛」がそこにはあります。口も小さく、怒鳴るようなことはありません。原監督の「父親の叱咤激励」に対し、こちらは「母の情愛」。非常に対照的ですが、父と母、面白い戦いになるのではないでしょうか。

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2012年10月27日のニュース