新加入の大阪が初優勝/日本女子プロ野球リーグ

[ 2012年10月24日 22:43 ]

後期優勝を決め、福間監督を胴上げする大阪ナイン

 日本女子プロ野球リーグ後期は24日、京都市のわかさスタジアム京都で2試合を行い、新加入の大阪が8勝8敗で並んでいた京都を2―1で下して初優勝を果たした。11月5日に前期優勝の京都と総合優勝決定戦を行う。

 1試合目で京都は兵庫に1―3で敗れ、8勝8敗3分けで大阪と並んだ。勝った方が優勝という大一番。中盤までは投手戦が続いたが、6回に均衡が破れた。大阪は2死球と敵失などで1死満塁とすると、ボテボテのゴロを二塁手が後逸し、ノーヒットで1点を先制。さらに押し出し死球で2点目を加えた。

 京都は最終回の7回に田中朋の右中間二塁打などで1点を返したが、再三の好機にあと1本がでなかった。また、ノーヒットの先発半田を交代させる継投策も裏目となった。

 1失点完投で今季11勝目を挙げた大阪の先発小西美加は3年連続最多勝を獲得した。

 ▼大阪・福間納監督 たくさんのお客様の中で優勝出来、本当に喜んでおります。昨日が雨で中止になりまして、勝利の女神と野球の神様が大阪ブレイビーハニーズに微笑んでくれたと思い、その気持ちで皆様にも応援いただき、心強かったです。ノーヒットで優勝なんて僕は初めてなんですけど、守り勝つ野球がやっとできたんじゃないかと思います。

 ▼大阪・碇美穂子捕手 もううれしいの一言です。いつも通り元気にグラウンドで暴れるだけだとナインには伝えて、暴れてくれたので本当にハニーズらしく勝ったんじゃないかと思います。とにかくベンチもプレーしてる選手も全員でやろうと、大声出してやってました。ハニーズはまだまだ成長して、日本一も取りたいと思います。

 ▼大阪・小西美加投手 本当に2年間は兵庫で育てていただいて、みんながバラバラになって集まったハニーズでまさか優勝できるとは思わなかったんですが、なんせ負けるのが嫌いなので、この後期にすべてをかけてきました。チームのみんなが後ろで支えてくれてましたし、投げやすい環境を作ってもらえたので、今日は思い切り投げることが出来ました。

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2012年10月24日のニュース