日本ハム逆転勝ち!糸井同点2ラン!代打・二岡勝ち越し打

[ 2012年10月17日 20:58 ]

ソフトバンクに勝利し、ナインを迎える日本ハム・栗山監督(右から3人目)

 クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ(6試合制)が17日、開幕し、パ・リーグは日本ハムが札幌ドームでソフトバンクと対戦。3―2で逆転勝ちし、リーグ1位のアドバンテージを含め、対戦成績を2勝とした。0―0で迎えた7回2死二、三塁から多村の中前適時打でソフトバンクに2点の先制を許したが、その裏、1死二塁から糸井の2ランで同点、さらに2死一、三塁とチャンスを広げ、代打・二岡の右前適時打で勝ち越した。

 先発は日本ハムが吉川、ソフトバンクが陽耀勲。初回、吉川は1死から本多に中前打を許したものの、内川を三振、この時に盗塁を試みた本多を鶴岡が阻止し、結局、ソフトバンクの攻撃を3人で退けた。

 日本ハムは陽耀勲の弟・陽岱鋼が1番で出場し、CS初の兄弟対決も実現。初回の第1打席は強い当たりの遊ゴロで、第1ラウンドは兄に軍配が上がった。陽耀勲は初回3者凡退と上々の立ち上がり。

 2回は吉川、陽耀勲ともに3者凡退。3回、吉川は2死から細川に左前打を許したが、松田を三振に仕留めて無失点で切り抜けた。陽耀勲はこの回も3者凡退。

 4回、吉川は1死から内川に左前打を許したものの、ペーニャを遊ゴロ併殺に仕留めた。その裏、陽耀勲は弟の陽岱鋼を中飛に打ち取るなど、またも3者凡退で4回まで1人の走者も出さないパーフェクトピッチング。

 5回、吉川はソフトバンクの攻撃を3人でピシャリ。その裏、陽耀勲は先頭の中田に左前打を許し、この試合初めて走者を背負ったが、稲葉を三振。さらに小谷野の打席で一走の中田をけん制で刺し、小谷野は遊ゴロ。結局、日本ハムの攻撃を3人で退けた。

 6回、吉川は1死から細川に中前打を許したものの、松田を二ゴロ併殺に仕留めて無失点。陽耀勲は3人凡退。

 7回、吉川は本多、内川に連打などで2死二、三塁のピンチを招き、多村にはバットを降りながらも中前に落とされ、2点を失った。その裏、陽耀勲は弟の陽岱鋼に中前打を許し、送りバントで1死二塁のピンチを招くと、糸井に右越え2ランを被弾。同点に追いつかれ、マウンドを降りた。ソフトバンクは救援の藤岡が中田に遊撃内野安打を許すと、森福にスイッチしたが、2死後に小谷野、代打・二岡に連打を浴びて逆転を許した。

 8回、日本ハムは2番手で増井がマウンドへ。2死から松田、本多に連打を許したものの、内川を二ゴロに打ち取り、無失点で切り抜けた。その裏、ソフトバンクは4番手の柳瀬が3者凡退に抑えた。

 9回、日本ハムは守護神の武田久が3者凡退に締めた。

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