ジ軍 先頭打者弾で勢いづく “大振り男”一発の後も謙虚にチャンスメーク

[ 2012年10月16日 13:07 ]

カージナルス戦の初回、カーペンターから右越えに先頭打者弾を放つジャイアンツのパガン

ナ・リーグ優勝決定シリーズ第2戦 ジャイアンツ7―1カージナルス

(10月15日 サンフランシスコ)
 地元サンフランシスコで連敗できないジャイアンツは1番パガンの先頭打者本塁打で勢いが付いた。

 カージナルス先発のカーペンターの4球目をたたいた当たりはやや詰まり気味ながら風にも乗って右翼スタンドへ。「とても大きな一発だ。あれでチームが乗っていけたのではないか」とプエルトリコ出身の陽気なスイッチヒッターは、左打席でのアーチにご機嫌だった。

 メッツから移籍1年目。俊足と小技を見込まれての移籍だったが、2010年に初の2ケタ本塁打(11本)を打ったことから、“一発の魅力”に取りつかれ大振りが目立ち、移籍後も1番打者としての役目に疑問符が付き、外されたこともあった。

 先頭打者弾を打って、悪い虫が出そうなものだが、この試合は4回の第3打席で四球を選び、続くスクタロの適時打を呼び、相手の失策も誘ってバガンも生還。試合を決める3点が入った。

 8回にも中前打を放って、ダメ押しの2点に貢献。リーグ優勝決定シリーズの打率もこれで3割3分3厘に上昇、うるさい1番打者がジャイアンツのリーグ優勝の鍵を握っている。

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2012年10月16日のニュース