追い込まれたヤンキース タ軍エース・バーランダーには相性良し!

[ 2012年10月16日 12:31 ]

第3戦の先発を翌日に控え、調整するタイガースのバーランダ

 ヤンキースは15日、ア・リーグ優勝決定シリーズ第3戦を前にタイガースの本拠地デトロイト入りした。

 2連勝で地元に凱旋したタイガースは、第3戦に王手をかけるべく先発にエースのバーランダーを立てる。アスレチックスとの地区シリーズでは2試合で1失点、16回を投げ22三振を記録。地区シリーズ突破を決めた試合では、自身プレーオフ初の完封勝利を収めた。

 しかし、ヤンキースは決して昨季リーグMVPの右腕を苦にしていない。今季は3度対戦して、ヤンキースは2勝1敗。決して打ち込んでいるわけではないが、歯が立たないという状態ではない。

 イチローもマリナーズ時代からの通算打率は3割9厘。ポストシーズンわずか3安打、打率1割3分のロドリゲスも対バーランダーは3割を超える打率を残しており、苦手意識はない。

 タイガース・リーランド監督は「バーランダーは重圧とうまく付き合える成熟した投手。アスレチックス戦は球数を気にせずに最後まで投げさせたが、今回はさらに良くなるのではないか」とエースへの絶大な信頼を口にしたが、名将だからこそ知るヤンキースの底力を十分警戒していた。

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2012年10月16日のニュース