早大・杉山3冠王行ける!阪神スカウト「やはりいいね」

[ 2012年10月16日 06:00 ]

<早大・法大>初回無死満塁、左翼線へ2点適時二塁打を放ちガッツポーズの早大・杉山

東京六大学野球第6週第3日 早大6―3法大

(10月15日 神宮)
 3回戦2試合が行われた。第1試合は今秋ドラフト候補の早大・杉山翔大内野手(4年)が、法大戦で3安打4打点と爆発。打率・400、2本塁打、13打点と全部門でトップに立ち、戦後13人目の3冠王が視界に入った。チームも6―3で勝利し勝ち点を3に伸ばした。第2試合の明大―慶大は規定により延長12回を0―0で引き分け。16日に慶大―明大4回戦1試合が行われる。

 これぞ4番の働きだ。早大・杉山が春秋連覇の望みをつなぐ貴重な仕事をやってのけた。初回、無死満塁からフォークにバットを折りながらもしぶとく左翼線へ運ぶ先制の2点適時打。さらに3―3とされた7回1死満塁からも中前へ勝ち越しの2点適時打を放った。いずれも価値のある適時打に「犠飛でもいいからとにかく1点という気持ちで入った」と納得の表情。阪神・平塚克洋スカウトも「打撃はやはりいいね」と絶賛した。27日からの早慶戦では3冠王の期待も高まるが「狙えれば狙いたい」と意欲的。通算安打も94本として史上30人目の100安打も残り6本と射程圏内に捉えたが、「やることは変わらない」と平常心を強調していた。

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2012年10月16日のニュース