西武追い込まれた 9回無死満塁で1点だけ…遅すぎた反撃

[ 2012年10月13日 19:39 ]

パ・リーグCSファーストS第1戦 西武1―2ソフトバンク

(10月13日 西武D)
 9回無死満塁の絶好機も内野ゴロによる1点だけ。西武の遅すぎた反撃がついえると本拠地の歓声はため息に変わった。「こういう展開にするとやられる確率が高い」と渡辺監督は後手に回った試合を悔いた。今季、1勝5敗と苦手にし続けた摂津をまたも打てず、西武は痛い星を落とした。

 8回までの6イニングで走者を出したが、つながらない。上位4人の打者で計1安打。主砲の中村は摂津の話題を「もうことしは対戦ないから、ええでしょ」と遮った。8回1死一、二塁では中島が「微妙な高さに抜けてきた」というシンカーを打ち損じて併殺に倒れ、思わず顔をしかめた。

 3試合制のプレーオフは両リーグで過去13度。初戦を落としたチームが2連勝して逆転で勝ち上がった例は2度しかない。データの上でも追い込まれた。「点を取っていかないと勝てない。あした(14日)なんとかしたい」。渡辺監督は早口にそう言って記者会見を切り上げた。

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2012年10月13日のニュース